そもそもインナーシャツってなに?ってなると思います。
要するにポロシャツやワイシャツを着る下に着るシャツです。
このインナーシャツは基本的には人目にでる機会は極端に少ないと思います。
ほとんど下着と同義だと思います。
で、このインナーシャツは表に出ることはないので不要だったりテキトーでいいと考えている方も少なくないと思います。
かくいう私も着古したインナーシャツを着ていることが多く、ボロボロになるまで買い替えることはありません。
ただ着古しているインナーシャツであっても3枚で1000円という格安のモノではなくGUNZEのSEEKであったり、ユニクロのエアリズムなどを選んでいます。
これには理由がありまして、夏場に3枚で1000円のシャツを一組買って着ていてもシーズンが終わるころにはヨレヨレになっており見るも無残な下着になっていて、汗ジミや臭い汚れが取り切れないことが多々ありました。
その点、GUNZEのSEEKやユニクロのエアリズムのようなインナーシャツは汗ジミや臭いが残りにくかったり、シーズンが終わっても少し伸びたとしても、それほどヨレていないので翌シーズンにまた活躍してくれます。
さらにこれらのインナーシャツは機能性を重視しているのでシャツの下になにも着ないときと比べても快適に過ごすことが出来るので、皆さんにも一枚だけでも購入して試していただきたいと思っています。
ただ、注意してほしいのがここでご紹介しているインナーシャツについてはあくまでもドレススタイルやビジネススタイルを前提としています。
この記事のポイント
- インナーシャツを着ることは清潔感をアップさせる。
- インナーシャツの選び方のコツをご紹介します。
もくじ
インナーシャツを着るメリット
肌が透けない
夏に着るシャツは麻など糸が太くザックリとした風合いであったり、織り方を平織にしたり、糸を細くしたり、甘くよっているものが多くあります。
そういったシャツはとにかく透けやすい。
シャツ一枚で着ていると乳首が透けます...
私の経験ですが、透けて見えるのはとても恥ずかしく、見栄えも悪いものだと思います。
かつて私は、シャツは下着なのだから、その下にシャツを着るのはおかしいという主張をしたときがありました。
つまりインナーシャツを着ずにシャツを着ていました。
そんな着方をしていたある夏にシャツが透けて素肌が見えている状態を笑われしまい、大変恥ずかしい経験をしました。
この経験が一種のトラウマのようになり、とにかく透けることには神経質になってしまいます(笑)
シャツの脇部分に汗ジミができにくい
インナーシャツは脇汗がシャツに直接つくのを防いでくれます。
ワキガの傾向がある人はインナーシャツや肌着を着ることで脇部分にできる黄色いシミができにくくなります。
夏はワイシャツだけの姿になることが多いと思いますが、その時に脇部分が黄色いシミになっているのが見えてしまうと汚れているように見えて清潔感がありません。
インナーシャツが肌に直接触れているので、インナーシャツの脇部分は黄色くシミのようになるかもしれませんが、インナーシャツだけの姿で人前に立つことは基本的にはないと思います。
汗臭さの対策ができる
汗臭さの原因は汗や皮脂、アカが酸化し肌にいる常在菌によって分解されることで臭いが発生します。
※参考:花王
インナーシャツに汗や皮脂、アカがついて酸化し、常在菌などに分解されて臭いが発生してもインナーシャツ上で起こっていることです。
つまりその上に着ているシャツの中で発生しているだけで臭いが表には出てきていないのです。
インナーシャツを着ていない場合だとシャツに直接肌が触れているので、臭いがシャツに移り、シャツから臭いが発生します。
インナーシャツは夏にこそ着るべきだと私は考えます。
インナーシャツの選び方
袖付きのものを選ぶ
タンクトップタイプはあまりオススメしません。
というのも脇部分の肌がシャツに直接触れることがあり、どうしても臭いが移りやすくシャツに黄色いシミができやすい状況だからです。
半袖くらいの長さの袖付きタイプを選ぶと脇部分分の肌が触れるのがインナーシャツだけになるので、臭いとシミの対策になります。
夏場は速乾タイプがオススメ
高温多湿だとシャツが汗を吸収してもベタついてしまいます...
ベタついたシャツを着ることほど不快なことはありませんが、日本では仕方のないことです。
最近は夏場のビジネスにおいてジャケットやネクタイを締めることも少なくなりましたが、ジャケットならまだしもネクタイ一本外したところでそんなに涼しく感じることはありません。
ですが、インナーシャツを速乾タイプにするだけで汗がもたらす不快感を軽減できます。
速乾タイプの機能性インナーシャツは多くのブランドで展開されています。
ただし私としてはユニクロが断然おすすめです。
ユニクロのエアリズムが最高のコスパを誇る。
とにかく安い
一枚当たり1000円弱で買えるのが奇跡に近いです。
というのも新素材の開発と生産には莫大なコストがかかりますので、どうしても割高になってしまいます。
それをユニクロは驚異の1000円弱ととんでもない価格を実現しています。
インナーシャツはどうしても消耗品的な立ち位置ですから、コストをかけたくないものですよね。
ですからユニクロのインナーシャツには大変助けらます。
意外に頑丈
洗ってすぐにハンガーにかけると肩にハンガーの後が付いたり、残った水分で生地伸びてしまうことはあります。
しかし、あくまでもインナーシャツとして着るもので、人目にさらされる機会はほぼありませんので、そこまで気にする必要はないと思います。
それどころか肌に直接触れて、汗を吸収して着るたびに洗うという過酷な環境にありながらも繰り返し使用していて糸のほつれなどがないしコスパも超優秀であることを考えたら、とても優秀な下着だと思います。
夏場などでは5着くらい揃えてローテーションすれば3年くらいは平気で着れると思います。
GUNZEのSEEKはインナーシャツを着ていると感じさせない
<SEEK(Men)/シーク> 夏素材/UネックTシャツ(EE3417) 44・スキンベージュ【三越伊勢丹/公式】
GUNZE グンゼ SEEK(シーク) ニーレングス(前あき)(ステテコ)(メンズ) スキンベージュ L【ブランドコンセプト】
ユニクロのエアリズムが出始める少し前にGUNZEではSEEKというブランドで機能性インナーシャツを作っていました。
とにかくインナーシャツを着ていると感じさせないことで有名となりました。
乳首が透けないだけでなく、首周りの部分(リブ)は切りっぱなしです。
切りっぱなしと聞くと、切りっぱなしの部分からいとがほつれてボロボロになりそうな気がしますが、私が着用したときは一枚もほつれることはありませんでした。
リブを切りっぱなしにしたおかげでリブが体に引っ掛からないし肌になじみシャツを上から着てもインナーシャツが透けないので着ていると感じさせません。
また速乾で汗ジミにもなりにくいという超高性能なインナーシャツです。
ただしお値段も結構しますので、勝負インナーシャツというか...シャツのボタンを第2ボタンまで開けてセクシーさを演出したい時やネクタイを締めたシャツ姿で中のインナーシャツが見えずスマートに魅せたい場合などに活用するのがおすすめです。
またSEEKはアームホールが小さく、リブを切りっぱなしにしていることから体の動作の邪魔をしません。
ゴルフやテニスのように腕周りの動作が激しく汗をかきやすいポロシャツの下に着るのもおススメです。
インナーシャツを着ると動作の邪魔になるから着ないという人もいますが、そのような方にこそSEEKをオススメしたい!!
インナーシャツは動作の邪魔になるから着ないままだと、ポロシャツが汗で体に張り付いて乳首が透けるのは...カッコ悪いですね...しかも汗臭くもなります。
やはり見た目のスマートさと臭いエチケットは大人のエチケットですので、インナーシャツ嫌いの方はぜひSEEKを着てみてください。
SEEKよりも安いが良品のYGシリーズ
SEEKは公式サイトや百貨店で取り扱われているもので、夏物は1枚単価¥3,300(税込)、通年タイプは1枚単価¥3,080(税込)と高級です。
さらにその上にプレミアムラインがありますが、こちらは通常のSEEK以上に縫い目をなくした特別仕様です。価格は¥5,000を超えます...
そんな高級品のSEEKシリーズですが、エントリーモデルとしてYGシリーズがあります。
こちらはアマゾンや楽天でも購入できるもので1枚単価を¥1,400くらいに設定しています。
それでもエアリズムよりは高いのですが、YGもリブを切りっぱなしにしているのでそのインナーシャツを着ていることを隠す能力はSEEK並みと言われています。
肌色に近いベージュがオススメ
インナーシャツは目立つことを抑えるようにしてください。
というのもインナーシャツってもろに下着なんですよ。
下着がめちゃくちゃ目立つのって見苦しい印象を与えてしまいます。
さらには夏場などでインナーシャツが目立つのは、なんとも暑苦しいうえに不潔な印象を与えてしまうかもしれません。
つまりインナーシャツを着ていることを感じさせないことがよりスマートです。
そうなると色は白よりもベージュがおすすめです。
ベージュ肌に近い色ですので、インナーシャツの色としては最もオススメです。
黒い色などは避けるべし
夏に着るシャツは生地が麻などでザックリしたものや、生地の打ち込みが甘くして通気性を優先させたものなどが多く存在します。
さらに夏場はジャケットすら着ずにシャツ姿であることも多く、インナーシャツに黒などの色ものは透けて目立ってしまいます。白は隠ぺい性が低く鮮やかな色や黒に近い色は下地として表地に影響を与える色です。
ですから白シャツの下には色を入れてしまうと白シャツ姿に影響を与えてしまいます。
大人がこれをするとダサいんです...
その姿はちょっと昔のオシャレに目覚めた高校生のようなイメージを思わせます。
また各スポーツブランドなどで展開している肌に密着する機能性シャツもあり、単体で着たりスポーツをするときに着るのはカッコいいのですが、シャツの下に着るとモロに透けてしまい学生のように見えるので着ないのが賢明です。
おわりに
インナーシャツは基本的に透けるのはある程度は仕方ありませんが生地そのものが見えるのは見栄えが良くありません。
たとえばシャツのボタンを外したときに襟ぐりが見えてしまうのは良くありません。
ただし、それがカジュアルさを出すために襟ぐりの詰まったシャツをあえて着て見せるものであるならば話は別です。
例えば下の写真のようにカジュアルに着こなす場合などはテキトーでOKです。
私がここでご紹介しているインナーシャツの着方はあくまでもドレスやビジネススタイルを中心とした見方をしていますので、すべてにあてはまるものではありません。
またインナーシャツで透けや臭いを防いだとしても、それは清潔感という概念の一つにすぎず、実際には髪型、口臭、服の着方、靴の履き方なども重要な要素です。
それらは減点方式で採点されます。
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