オシャレをするとき何を参考にしますか?
多くの人が雑誌やSNSを活用していると思います。
スーツスタイルでオシャレをしようと考えるのであれば雑誌やSNSを参考にするよりまずルールを抑えて、まずは着方を完成されるのが先決だと思います。
基本を押さえない着こなしをしていると、オシャレな人には絶対に追いつけませんし、いつもイメージと違う、あか抜けない着こなしになってしまいます。
雑誌やSNSの着方の真似や紹介しているアイテムを買い漁るとファッション業界の養分になり後々メルカリやごみ箱行きの服を量産しかねないことになります。
経済を回すという意味では重要かもしれませんが...
そうではなく、一つ一つのアイテムを長く愛用できて着まわすことが出来ればオシャレとしては大成功だと思いますし、余ったお金をもっと他の価値あるものに分配もできます。
今回のポイント
- スーツスタイルは基本を知らずオシャレになろうとするとチグハグになる
- スーツスタイルをするのであればルールを十分に理解してから遊びましょう
もくじ
SNSの発達はファストなオシャレが増えているのではないか
Facebookやインスタを見ればスーツやドレスを着飾ったスターを簡単に見つけることが出来ます。
スーツ好きな人達の投稿も探すことが出来るので自身のファッションの幅を広げるには大変役に立つツールでとても楽しいですね。
しかしここに弊害もあります。
スーツ好きな人達やハリウッドスターなどかっこいい投稿を参考にすることは良いのですが、それをそのままビジネスやフォーマルで着るスーツなどに落とし込むのは少々危険です...
スーツ好きな人達の多くはスーツや革靴のセオリーやアイテムの特性を十分に理解していて、あえて外していることが多いのです。
特にスーツ好きな人たちを参考するにあたっては
- ネクタイの小剣が大検より長くなるようして小剣をずらして見えるように締めている。
- 革靴にJM westonやAlldenのローファーを合わせる。編み上げの登山ブーツを合わせる。
- ボタンダウンシャツのボタンを外す。
- シャツをアイロンをかけずに洗いざらしを着る。
これらは一部ですが海外のファッショニスタ達が始めた外しのテクニックで革靴のルール、歴史シャツのルール、歴史、ネクタイのルール、歴史を理解して初めて成立するものです。
彼らは基本を熟知していて、あえて崩し差別化をしてオシャレを見せつけているのです。
しかしこういったテクニックを探そうと思えば秒で見つかるのがSNSです。
真似をするのは簡単で、たまにこういったテクニックのごった煮を見かけることがありますし、ビジネススーツでしている方もいます。
そのような方を見るたびにくスーツやシャツ、革靴やネクタイの基本がわかっていないのだと思います。
上記の外しのテクニックは遊び心から始まっています。
休日の私服のように何を着ても良い場合に初めて成立するのが外しのテクニックです。
本当にオシャレな人はフォーマルの場であったり大事な商談でそのようなことはしないでしょう。
その場に求められる適切な服装がわかるはずです。
なんせスーツの着方のルールの根底には相手に対する敬意があるのですから
まずは基本を押さえましょう。
基本を体系的に学ぶのに最適なのはリクルートスーツ
リクルートスーツとよくバカにされていますが、あれは本当に良くできていて、オシャレとは無縁で特徴のない見た目ですが、着る人を誠実で清潔感のあるようにみせるのが素晴らしい。
スーツとは何か?を根本的に説明する非常に優れたものだと個人的に思います。
セレクトショップやブランドで展開されているスーツはどれもシルエットや素材、縫製にこだわりがあって素晴らしいものが多いです。
ですがそれらのお店で展開されているスーツがビジネスに適しているかといわれると私は疑問を覚えます。
もちろんゼニア、ブリオーニなどの硬派なブランドではビジネス利用のスーツを多数展開していますが、トムフォードやジョルジオアルマーニ、グッチなどで展開されているスーツは趣味性が非常に強く、それを着て仕事をするのに疑問を感じてしまうのです。
セレクトショップなどで展開されているスーツでもマニカカミーチャやアンコン仕立てなどのモデルがありますが、これらは完全に趣味の世界でビジネス利用はちょっと疑問です。
そこに大手量販店で展開されているスーツ、シャツ、靴のトータルで5万円くらいのスーツを着ると特徴もなく、なにか物足りないと感じるかと思います。
しかし、第三者の目線からは上から下までキレイに統一されていて清潔感があり、仕事に対して誠実に取り組んでくれそうな印象を覚えるんです。
そして面白いのがこういったトータル5万円のリクルートスーツをルール通り着ている人と、オシャレに関心があるがスーツの基本ルールを十分に理解していない人がこだわって買ったトータルで20万円くらいのコーディネイトでは、リクルートスーツのほうが清潔感や誠実さだけでなくオシャレに見えてしまうんです。
成人式に出席するスーツを着た人たちを見てください。
新調したリクルートスーツをルールを守ってきちんと着ている人が多い中、パターンオーダーなのか?かなりこだわって作ったスーツを着ている人が必ずいます。
どちらがオシャレに見えるのか見てみると不思議なことにこだわってきているわけでもないリクルートスーツのほうがオシャレに見えてしまいます。
やはりこれはルール通りなのかが重要になってくれるのではないかと思います。
スーツの着方の基本は以下のリンクでご紹介しましたのでご参考ください。
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スーツに合わせる革靴は黒のストレートチップが出発点
本当にフォーマルなのはストレートチップではなく内羽根のプレーントゥだとよくファッション雑誌には掲載されています。
確かに歴史から考えれば内羽根のプレーントゥがフォーマルでしょうが、現代においてそこまで気にしなくて良いのではないかと思います。
現在はスニーカーがまだまだ全盛ですし、コロナもあってスーツのカジュアル化が進んでいます。
革靴は硬いのでスニーカーのような履き心地の革靴を開発しているブランドもあれば、スーツにスニーカーを合わせることを提案しているブランドも存在します。
そういった変化の中で数十年前のルールをそのまま適用しようとするのは違うんじゃないかと感じます。
ただスーツをちゃんと着ようと考えた時には守るべきルールが存在するように革靴にもルールが存在します。
それが黒のストレートチップです。
スーツに合わせる革靴の基本は黒の紐靴です。
ただし取引先で靴を脱ぐことが多い職種はローファーやモンクストラップが活躍します。
個人的な考え方ですが、ビジネスでは合理性も重要だと思いますので何が何でも紐靴でないといけないとは思いませんが、基本は黒の紐靴だと理解してほしいです。
黒のストレートチップであれば合皮でもOK(本革は手入れが面倒)、ゴム底でもOK(革底は滑ります)です。
ブランドもそこまで気にしなくてOKです。
コスパを考えれば合皮を購入するのが効率的だと思います。
逆に革靴は非常に高価になりつつありますので、そこまでおすすめできません。
ここ10年くらいの間で革製品の値段が爆発的に高騰していて当時8万円くらいで買えた英国製の革靴が今では20万円を超えるとかよくある話です。
なんでこんな高いのか?
スニーカーのシェアが拡大して革靴の販売量が低下し価格が高騰、現地の人件費高騰、輸入関税の高騰、仲介業者がめっちゃ多い、環境変化により良質な革が取れない、トップブランドが買い漁るなどなど色々な理由がありますが、近年の高騰っぷりはまさに異常ですね。
スーツでオシャレをしたいと考える方に革靴は必要なアイテムですから辛い問題です。
本革の革靴は手入れをすれば、長く愛用でき、独特な光沢が出て高級感を付与してくれますが、手入れが超めんどくさい。
しかも手入れを怠っていると革の水分や油分がなくなりカサカサになり、革が割れたりします。しかも雨に弱い...
本革の革靴の手入れが楽しいという方でもない限りは、本革の革靴はコスパが良いとは思いませんので、とりあえず合皮の靴を買い、そこから少しずつグレードを上げていき本革の革靴にしていくのが良いのではないかと思います。
そのころにはあなたも革靴の深淵に魅せらた一人になっていることに違いありません笑
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おわりに
スーツのルールを理解すれば、着方の基本のほかにも清潔感や誠実さがとても重要だということが理解できます。
そうした清潔感や誠実さを根底として着方の基本を押さえた上でオシャレが出来れば本当にカッコいいです。
このスーツのルールがわかればフォーマルだろうがカジュアルだろうが対応できる万能なものです。
逆に基本が出来ていないとどんなに高級ブランドのフルオーダーだろうが超有名な職人によるハンドメイドだろうが台無しにする可能性があります。
オシャレに見せるためのアイテムはショップで簡単に購入できますがスーツのルールはお金では買えません。
知っているか知らないかです。
ファッションの流行とは無縁に思われるスーツの世界にも流行はあります。
それは昔のソフトスーツのようなルーズフィットであったり近年ではタイトフィットが流行しました。
細かなディティールでいえば襟幅や着丈、パンツの股上の深さや裾幅などなど細かいところは大きくなったり小さくなったりして、そのバランスをとるかのようにフィッティングも変化しているように思います。
ちなみにごく最近の流行はルーズフィットの傾向があります。
しかしだからといって基本となるサイズ感がわかっていなければどのような高級ブランでもダメな着こなしになってしまうのですから、基本を知るということは本当に大事です。
またスーツの着こなしは完璧でもまだ完成ではありません。
本来服がどうこうという以前に、あなた自身が手入れされているかが重要でもあります。
スタイルとは頭の先からつま先までなので服や靴などのアイテムだけでなく髪型や肌のケアなども含まれ、
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やはりなんでも基本が大事なんだなと感じます。
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