今回は人の見た目の基本である清潔感を出すためのポイントをご紹介します。
視覚に関する清潔感のポイントを解説します。
スーツをバシッとキメるのは当然カッコいいのですが...多くの男性が見落としがちなのが素の自分自身の姿です。
女性は化粧やネイル、パーマやカラーをして自分自身に磨きをかけています。そこに投資する時間や金額は個人差はありますが、やはり美しい女性達は美に対しての投資を惜しみません。
※私は女性は化粧をするべきだという差別的な考えはありません。個人個人の生き方を否定するつもりはありません。ただTVなどの公の場で表現をされている女性の方達の多くは化粧やネイル、ヘアースタイルや体形などに多くのお金と時間を投資しているという客観的事実を述べているだけです。
対して男性はいかがでしょうか?
普段からスキンケアや口臭ケア、体形の改善、髪型や爪を整えるなどしていますか?
実は多くの男性はそこまで気に掛けていません。無頓着な方が多いので少し気に掛けてあげるだけでリターンが大きく費用対効果が非常に高いです。
正直私も、そこに時間とお金を投資するのがめんどくさい上に惜しく感じてしまいますが、ちょっと気を遣うだけで周りから良い評価をもらえました。
そして逆にTVなどで出ている男性でも
「スーツやジャケパンは良いのに、なんでこんなにダサいんだ!!」という方が多くいます。
ズバリ清潔感が欠けています。
スーツやジャケットを上手に着こなしたり、シャツにアイロンをかけて靴を磨く目的は何でしょう....
清潔感を表現するためです
ビジネスにおいて清潔感は重要ですが、何もビジネスに限った話ではありません。
プライベートな友人を作ったり異性にモテるためにもかなり重要な要素が清潔感です。
私が尊敬して毎日読んでいるブログでパレオな男があります。
このブログは科学的なデータを紹介しているいわゆるエビデンスブログなのですが、ブログ運営者の主張のために都合の良いデータを集めたりせずに中立かつ客観的なデータを紹介していると評判のブログです。
最近では本を出版されていてベストセラーにもなっています。
そんなパレオな男で紹介された記事の中では異性にモテるための研究なんかもしょうかしされております。
”2744人に聞いてわかった特に嫌われがちな「非モテの特徴」ワースト17”で紹介さえている持てない特徴を調べた研究をご紹介されています。
内容としては男女問わず付き合いたくない異性の特徴2位、3位に清潔感にかかわる内容となっています。
また非モテにありそうな特徴の1位に不潔、服装がだらしない となっています。ちなみにこの非モテの特徴は新たな友人を作る際にも関係します。
つまり不潔というだけで付き合いたくないと思わせるばかりか友人にもなりたくないと思わせる可能性があります。
そんな人間関係を構築するにあたってとても重要な清潔感ですが、スーツの手入れやシャツのアイロンがけ、靴磨きももちろん清潔感を演出するためにはやるべき事ですが、まずは自分自身の見た目について整える必要があります。
すぐに出来る清潔感アップには
清潔感アップに欠かせない要素としてスキンケア、口臭ケア、体臭ケアが代表ですがこの記事では簡単に清潔感を上げるために考えた結果として爪のケア、髪の毛を整えることをオススメしています。
本当はスキンケア、口臭ケア、体臭ケアをベースとして、爪や整髪ですが、スキンケア、口臭ケア、体臭ケアをする習慣がなく、最近気になりだしている方達にとって全部を勧めてしまうと途中から面倒くさい気持ちが優位になり離脱してしまいます。人間は楽な方に流れてしまう習性があるので逆らえません...
であれば最初は面倒くさくないものを習慣として身に着けて、最終的にスキンケア、口臭ケア、体臭ケアを習慣として身に着けたほうが良いと思い簡単にできて、効果が割と出やすいと思われるものをご紹介しています。
※ちなみに髭剃りは掲載していません。髭をあえて伸ばしている方でもない限り、仕事をしていて髭を剃っていない方はいないだろうと考えているからです。
爪の手入れ
女性でネイルにこだわっているという方はたくさんいます。
女性のネイルについてケアをする心理は未だに解明されていませんが、自身のネイルを見てウットリするという方も多いらしく、まるで男性の靴磨きにも似た心理です。
靴磨きに興味があるという男性ならわかると思いますが手入れをして経年変化をした革靴は色や艶に深みが出てきますよね。さらに鏡面磨きなどでピカピカに磨き上げた革靴にウットリする男性もいると思います。それとネイルは似た境地なのかもしれません。
ただ靴磨きをするように自分の爪を手入れする男性は少ないです。
今後の社会はさらに多様化が進む中では男性主体のビジネスであった過去と違い女性とビジネスをするという機会は増えていきます。
ということは今後女性とビジネスをする機会が増えていく中にあって男性は爪の手入れをすることは嗜みになるかもしれません。
爪の長さだけでなくささくれにも気を付けてください。
ささくれ立っている指はキレイではありません。
ささくれの原因は乾燥、ビタミン不足などが考えられます。
第一に感想を防ぐためにハンドクリームや保湿クリームを使ってみてください。
日常私たちは石鹸やシャンプーを使います。さらに洗濯や食器を洗ったりします。その際に使用する洗剤には油を落とす成分が含まれており、その成分は人間の皮脂もはがし落とします。
毎日そのような環境にさらされている私たちの肌はとても乾燥している状態です。特に指先は!!
それでもささくれができるようでしたら栄養について考え直してみてください。
ただ栄養というにも何が不足しているかは個人個人違うのでバランスを考えた食事をするということが大切です。
ただこれが一番難しい...
しかしこのようにしか言えないのです。どの栄養素が不足しているかは個人個人違いますし、もしかしたら取り過ぎているかもしれません。
一概にどの栄養不足が原因でささくれができているとは断定ができません。
ネットや書籍の情報では「ビタミン○○が不足していたらささくれができる」と紹介していますが、参考には良いのですが鵜呑みにしてしまうと少し危険です。
ビタミンAやミネラルの不足がささくれの原因と書いてあるからその栄養素のものを取りすぎると貧血や頭痛などの体調不良や最悪疾病の原因にもなります。
栄養については非常にデリケートな問題で薬学や医学を修めていない者が栄養について語るのは危険だと私は考えます。
人間は自分に興味のあるものをや価値があるものに気がとられる傾向があります。
例えば、革靴に興味があれば他人の靴を見てしまうし、ネイルに興味があれば他人の爪を見てしまうんです。しかもこれは無意識にやっています。
なにも男性もネイルを盛る必要はありません。伸びすぎず、深爪し過ぎずに爪を切り、爪の隙間をキレイにしておく程度で十分です。
男性も爪の手入れをしないだけで不潔だの、だらしないだのと言われるのは腑に落ちませんしね...笑
髪型を整えている
髪を切りに行くタイミングはいつですか?
おそらく多くの男性は「伸びたらきりに行く」と答えると思いますが、実は主観的に伸びたと感じるときは伸びきっていることが多いです...
じゃあどのタイミングでカットに行くのがベストかというと
セットが難しくなったらカットに行く
このタイミングは、私のような短髪の方だと3週間から4週間くらいになると思います。
私は男性専用の美容室でカットを依頼しています。そこで私の担当をしてくれている店長に
「男性が髪を切りに来るタイミングっていつ?」と聞いたところ...
「男性は髪が短く、日本人特有の左右の角が立っているので少し伸びたらすぐに切らないとスタイルが崩れる。短髪のカットの目安は3週間ごと」
と言っていました。
私自身も薄毛が進行しているので短髪にしていることから3週間ごとにカットに行っています。
感覚的にはまだ大丈夫じゃないか?と思うのですが、切ってみるかなり伸びていてびっくりします。
服や靴で清潔感を出すには?
スーツへのブラッシング
写真の大きいブラシは私が愛用している「ブラシの平野の洋服ブラシ 手植え水雷型」です。
毛足が長く、柔らかい毛ですが張りがあり、カシミヤやsuper150s以上の繊細な生地などに使用できて、super100sのような一般的な生地のスーツであってもしっかりとほこりを取り繊維を整えてくれます。
非常におすすめです。
スーツを一日着ているとほこりやフケなどが服に付着しています。
ここの汚れを日々ブラッシングをして落としてあげる必要があります。
ブラッシングをすれば清潔感が出るというよりは、ブラッシングをしていないフケやホコリまみれのスーツは不潔とみられます。
私の活動拠点は大阪ですが、通勤でスーツを着ている人たちのスーツの肩にはフケが付いていることをよく目にします。
フケは体から剥がれた皮膚ですので、そのようなものがスーツの肩についていると想像するとやはり汚いものです。
しかし生きている限りにおいて鼻くそやフケが出るのは仕方のないことです。それを放ったらかしにしているから不潔に見えるんです。
ブラッシングをしない場合のマイナスポイントは大きいのでスーツを日頃から着ているという方はぜひブラッシングをしてみてください。
ブラッシングのかけ方はこちらからどうぞ
他にオススメのブラシ
国産ブランドの江戸屋
ウール専用ブラシは私も所有しています。水雷型ブラシと比較して毛が硬く厚手の生地に最適です。
カシミヤやsuper150sのような繊細な生地に使用すると生地が傷つくかもしれません。
カシミヤ専用というだけありかなり柔らかい印象です。
ウールにも使用できますがツイードや厚手のコート、表面を起毛させた生地などでは少し弱いかもしれません。
評価の高いブラシ
KENTのウールやカシミヤでも使用できる万能ブラシ
東急ハンズや百貨店などでも取り扱いがあります。
シャツの襟の黄ばみはNGです。そしてアイロンをしっかりかけましょう。
洗濯石鹸
シャツを着ていると襟部分が黄色く変色してきます。これは皮脂のたんぱく質の成分や油分などが残っていたり、着用を重ねることで蓄積していき酸化したことで黄色くなっているとされています。
シャツの黄ばみはあまり目立ちませんが、近づくとよくわかります。
首とシャツの境目がなんか黄色く光っているという感じで目立ちます。
やはり黄ばんだシャツを着ているというのは清潔には見えません。
通常は家で洗濯をしている方は、シャツの着用回数が増えるほどに襟回りの汚れが蓄積されてしまいます。
どうしても落ち切らないという場合はクリーニングに出すことをオススメします。
参考までに私は、シャツを一日着たら必ず洗います。
洗う場合は手洗いで固形せっけんを襟や袖口(カフ)にこすりつけています。
液体の洗剤よりも固形石鹸のほうが洗浄力は強いです。
ただし体に使用する石鹸は洗浄力を落としています。あまり皮脂を落としすぎるのも問題です。
そこでおすすめの石鹸が「純石鹸」と呼ばれるものです。
洗浄力が強く、香りもつけていないものが多いです。
百円均一ショップなんかでも扱ってることが多く百円前後で買えるので一度買ってみてください。
一応下にリンクを貼ります。
しつこい汚れや臭いに効果的なオキシクリーン
黄ばみが落ちない場合や汚れが目立ってきたら酸素系漂白剤を使用します。
塩素系漂白剤は比較的安価ですが、プリントシャツやカラーシャツには使用できません。
オキシクリーンは実際に使用していますが、なかなか優れものです。
臭いがひどく、黄ばみも強かった白い下着のシャツに使用したところ、臭いは完全になくなりました。ただし黄ばみなどの頑固な汚れは落としきれずに少し残りました。
正直に洗浄力だけだと塩素系漂白剤のほうが上ですが、塩素系は生地を傷めること、なんでも白くしてしまうこと、環境に悪いという点ではマイナスです。
酸素系漂白剤は塩素系ほど生地を傷めませんし、色物に使用できる、さらに環境にも優しいという優れものです。
シャツの襟や袖口、脇などピンポイントの汚れ落としには洗濯ブラシ
襟や袖口など限定的に汚れがひどい場合は洗濯ブラシを使って洗います。
使用しているのはブラシの平野の洗濯ブラシです。
使い方はブラシの平野 購入レビューでご紹介しています。
アイロンをしっかりとかけて清潔感をアップさせる
形状記憶のシャツが増えたことでアイロンの手間がなくなりましたが肌の弱い方や着心地を求める方、本物志向の方には綿100%がオススメです。
しかし綿100%のシャツは少し着ただけでもシワができていしまいます。
つまりアイロンがけは必須だということです。
時間がないという方やジャケットを脱ぐことはないという方には襟と前立て部分、袖口のみのアイロンがけという荒業がありますのでご参考下さい。
アイロンがけにストレスを感じないためには道具の選定が非常に重要になります。
安くて軽いアイロンや小さいアイロン台、座ってのアイロンがけは時間が余計にかかります。
シャツのアイロンがけのポイント
- 大きなアイロン台
- 重さのあるアイロン
- 立ってかけること
- 霧吹き
大きなアイロン台は大きい面を合ってることが出来ますし、重さのあるアイロンはその重みでもプレスしてくれます。軽すぎて力を入れすぎ変なシワができてしまったり生地を伸ばしてしまう可能性もあります。
アイロンがけは全身で行います。地面を踏み込んで一定方向に体重移動しながらアイロンを動かしていきます。腕だけでアイロンをかけると疲れやすく時間もかかります。
アイロンをかけたい面を霧吹きを使ってしっとりと半乾き状態にします。
軽く湿らしてからアイロンをかけると洗濯時にできた細かいシワも伸ばすことが出来て、仕上がりがとてもきれいになります。
蒸気を出せるアイロンもありますが、少し弱いように感じます。
ちなみにスーツなどを生地から裁断するとき前段階の準備として生地に霧吹きで水分を与えてからアイロンを当てます。そうしてシワを取ってから裁断します。
オススメのアイロン
コード付きがおすすめです。
コードレスも温度を一定に保てると思いますが、いちいち定位置にしっかり戻してチャージしてからアイロンがけをするのが面倒です。
あまりなじみがないブランドですが下記の商品は昔から形が変わらないモデルでプロも納得するほどの優れものです。
値段も比較的安価で重さも十分あります。
私も愛用していたアイロンです。友人に譲ってしまいましたので手元にはありませんが....
ちなみにこのアイロンは私が勤めていたフルオーダーのお店でフィッターの方が生地を裁断する際に工業用のアイロンが故障したときに使用していたものです。プロも認めるほどの実力があります。
有名なブランドの「T-fal」の製品です。
私も同ブランドのアイロンを愛用していますが、とても優秀です。
ただamazonレビューには水漏れなどの報告が上がってきています。
当たり外れがあるのかもしれませんが、私が使用しているモデルは当たりなのか水漏れなど全くありません。
オススメアイロン台
私が10年以上愛用しているアイロン台です。
かなり大きいです。高さは調整できますが足元が少し不安定ですのでアイロンをかける際は足元に物を置かないように気を付けてください。
というよりアイロンをかけるときに周りに倒れてきそうなものを置いてはいけません。
靴を手入れする
ここでいう靴の手入れは鏡面磨きなどではなく、
ブラッシングをして、汚れを落としてあげるという最低限の手入れを指しています。
一日履いた靴は結構汚れていますのでブラッシングで汚れを掃い、シャツの切れ端なんかの布を使って乾拭きして表面の汚れを落としてください。
出来ればシューズキーパーを入れて保管をしてください。
革靴を長持ちさせたいなら必ずやるべき3つのポイントでも書きましたがスシューズキーパーを入れずに保管している靴を履き続けると靴が反り返ってきて餃子のようになります。
餃子靴になってしまうといたるところシワだらけになってしまい清潔感が無くなってしまいます。
さらにシワが入るつま先部分はシューズキーパーを着けていないとシワが深くなっていき写真の靴のようにシワの端部分のように亀裂が入り割れてきます。
亀裂が入っても履けないわけではありませんが、貧乏くさく感じてしまいますね。
このように深いシワや亀裂が入ってほしくないと思われる場合はシューズキーパーの装着は必須だと思います。
オススメのシューズキーパー
シューズキーパーはザックリと木製のものとプラスチック製で別れます。
比較すると木製はプラスチック製よりも高価です。シワを伸ばすという目的のためだけでしたらプラスチック製が合理的です。
ただし木製には高級な見た目とプラスチック製にはない吸湿性があります。
靴を履いた足は一日にコップ一杯分の汗をかくといわれています。
その汗を革靴は吸収していてるので、吸収した汗を十分に取ってあげない状態で革靴を履き続けると雑菌がわく温床となり臭いの原因や最悪水虫にさえなります。
木製のシューズキーパーはその水分を吸ってくれます。
ただプラスチック製には吸湿性はありませんが、通気性を確保したデザインのものが多くあります。
他にも靴を大切に履き続けたいとお思いでしたら最低でも3足以上をローテーションで履いて下さい。
革靴を長持ちさせたいなら必ずやるべき3つのポイントで詳細をご紹介していますのでぜひご覧ください。
おわりに
私自身、オシャレが好きで、スーツのコーディネイトやシャツのアイロンがけ、靴磨きなども大好きなのですが、清潔感が足りないなぁと感じることが多くあります。
爪も気が付いたら伸びていたり、髪の毛もいつの間にかセット伸びきっていたりします。
いくら服装が決まっていても髪はボサボサ、爪は伸びてささくれているでは普通はカッコ良くありません。
さらに身だしなみの超基本はスキンケア、口臭ケアと体臭ケアです。
この超基本は確かに基本なのですが習慣化して継続し続けることはとても難しい項目です。
朝起きたての忙しい時間帯や、仕事が終わり風呂上がりのリラックスしている時間帯を使わなければなりません。やってられないくらい面倒です。
しかし、その面倒な作業を毎日コツコツと積み重ねていくと40代、50代で大きな差になりカッコイイおっさんになるか小汚いおっさんになるかを分けます。
さらに60代になってエロかっこいいおじさまになるかキモイしエロいじじいになるかを分けてしまいます。
私自身は40代、50代でカッコイイおっさんと呼ばれたいし、60代になってエロかっこいいおじさまと是非とも呼んでいただきたい笑
そのためにも毎日のケアを欠かさず、積み重ねていく所存です。
当ブログでは他にもスーツ、シャツ、靴の選び方をご紹介しています。
スーツには流行が無いようであります。そしてスーツの基本知識がないままメンズファッション雑誌を読んだりセレクトショップを見に行くとオシャレに仕上げることが出来ますが数年経ったらダサくて着れないということになりかねません。
さらにスーツスタイルは何といってもサイズ感が超重要となります。しかしこのサイズ感が難しい...
数ミリの差でサイズが合っていないという印象を相手に与えてしまうのです。
下記リンク先では特に基本となるデザインとサイズ感について解説をしています。サイズ感について疑問を持っている方でしたら参考になると思います。
ご覧いただきありがとうございました。