ファッション

Corthay コルテの革靴の手入れにしてもらいました

前回の記事でCorthay コルテという革靴ブランドをご紹介しました

その中でも正規店で購入した場合に限り無期限で手入れをしてくれることをご紹介しました。

今回はCorthay コルテの革靴の手入れに大阪の阪急メンズ館にお願いしました。

メンテナンス前 かなり鮮やかな紫色です

Corthayのポイント

  • 靴の手入れをしてくれる
  • 色が抜けたりしたときに色を塗り直してくれる。
  • パティーヌの革靴も経年変化を楽しめる

 

もくじ

 

メンテナンスに出した経緯

色が抜けていたので濃くしてもらい履きやすくするため

革靴は経年変化をして楽しむことができます。

何年も履き続けた上に丁寧に手入れをされた革靴というのは新品なんかよりも色気がありめちゃくちゃカッコいいです。

革靴に特別な染料を使って色を付けるパティーヌも同じように経年変化をします。

Corthay コルテの靴も十年以上前に購入して以来、Corthayに靴の手入れをしてもらったことはなくサフィールのクリームを使って手入れをしていましたが、やはり後から色を塗って染めているので経年によって色が抜けていきます。

今回色を塗り直してもらうCorthayの靴

経年によって自然に色が抜けて独特な表情をしているので個性的でカッコよく感じていたのですが、ジャケパンには少々合わせにくく感じたので少し色を濃く染め直してもらうことにしました。

半年以上履いていなかったので革が乾燥しクラックが発生していた。

右足ポールジョイント部分にクラックがあります

 

最近はあまりCorthay コルテを履いていませんでした。

その原因はクラック(履きジワから革が割ける現象)です。

私は学生時代にサッカーをしていて足の裏の筋肉が普通の人よりも発達しています。

具体的に言うと土踏まずの踵側と小指の付け根と踵までの真ん中あたりの筋肉が発達していてコブみたいになっています。とりわけ土踏まずの筋肉の発達がすごくてパッと見は偏平足です。(偏平足ではありません)

スポーツをしていた方の多くは私と同じような足の形をしている場合が多いそうですが、この足の形は革靴を履くには少々問題があります。

なぜかというと筋肉の張り出した部分が革を押してしまい、結果として靴の履き口を横に広げてしまうのです。

この履き口を横に広げてしまうと靴ひもでは十分に締まらずに靴が緩くなってしまいます。すると足が前に滑ってしまい地面を蹴り上げるために指で踏ん張ってしまうので靴が普通よりも屈曲してしまいます。
その結果余分なストレスが靴にかかってしまいシワを深めて革が割ける(クラック)という現象が起こるのです。

そう革靴のシワが割けてきているのです...

これからも同じように履き続けるようだと革は間違いなく割けてしまいます。でも靴は履き続けたほうが劣化を食い止めれます...

ある人からは

「既製品である限りはどこか不具合が出るのは当然だから君の靴も革が割きてくるのは仕方がない」

と言われていましたが、革が割けて履けなくなることに納得できずに履けずにいました。

 

インソールを入れることで足が前にズレなくなった

しかし最近、足が前にズレる現象を解決できました。その方法はインソールを入れるというもの。

偶然webで西山靴研究所という足の健康を第一に考えてインソールやフットケア、整形靴を提案しているお店を知りました。

足の健康を第一に考えてあらゆる靴の相談に対応してくれる西山靴研究所

 

そこで足が靴の中で前に滑るということを相談したところインソールを勧めてくれたので早速入れてみたところ...

Corthay コルテ専用に加工をしてもらったインソール(中敷き)です

足が前に滑らずに紐を締めることでしっかりと収まってくれる

サイズが合っている革靴とは足を入れるときに靴から空気が抜けるらしいのですが、このインソールを装着してCorthay コルテを履こうと足を入れてみると...

プシュー

という音を出したのです。そして紐を結ぶと足の甲でしっかりとホールドされているのを感じて足が前にズレることが無くなったんです。

これでもう小指が当たって革が割けることを気にする必要がなくなった途端にCorthay コルテを履きたくなってきました。

しかし数か月も放置状態だったので色が抜けていますし、乾燥している状態でしたのでメンテナンスをお願いすることにしました。

 

メンテナンスから戻ってきたCorthay コルテ

メンテナンスから戻ったCorthay コルテのArca

 

写真では濃い紫かかったようにしか見えませんが実物はもっと鮮やかな色をしています。

以前は色が抜けて鮮やかな紫だったことから全体的に色を濃くしてもらうことで履きやすくなった印象です。

写真では伝わらないのが残念ですがこの靴は経年により色が自然に抜けた状態から色を上塗りしているので新品で購入したような色を完全には再現できませんが、逆に新品では出すことのできないほど奥深い色と艶に仕上がりました。

茶色の靴などの革製品は手入れしていくと経年変化し奥深い色と独特の艶感に仕上がったり所有者のクセがでたりすることから革製品の魅力にハマる人は大勢いますがそれと全く同じ状況です。

 

 

おわりに

メンテナンス前

メンテナンス後

今回は私がスーツスタイルにハマるきっかけとなったCorthay コルテの革靴をCorthay コルテに手入れをしてもらうことで乾燥していた革靴の復活だけでなく色を入れてもらうことで履きやすい靴に変化しました。

Corthay コルテの革靴はフォルムはかなり個性が強く、パティーヌで芸需品のようなイメージが強いせいで、革靴愛好家の間では「見栄えばかりで革質や作りは値段にふさわしくない」という誰目線?的な評価がよくされます。

私自身他にもサルヴァトーレ フェラガモの最上級ラインの「Tramezza」やJ.M weston , フルオーダーの革靴などを所有していますが、Corthay コルテの革靴は硬さはなくとても柔らかい革を使用していますがとてもキメが細かく、作りについてもとても丁寧です。

しかもメンテナンスで色を入れてくれたり、手入れをしてくれるなどとても丁寧な職人のブランドです。値段は超高額ですがそれに見合うだけの価値はあると感じます。

気になった方はぜひお店を覗いてみてください。

 

ご覧いただきありがとうございました。

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  • この記事を書いた人

orin

大阪市内で働いているサラリーマンです。 スーツに関する情報を発信しています。 以前に高級フルオーダーの営業として働いた経験があります。 今もスーツが好きで日々知識を増やしオシャレにも挑戦しています。 ビジネスとしてのスーツとオシャレとしてのスーツの違いやポイントについて解説しています。

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