ファッション 手入れ

革靴にひび割れ(クラック)が出来たら捨てなければいけない?

革靴が好きな人たちにとって革靴がひび割れる現象であるクラックは禁忌とされいます。

革靴が好きな人の中には革靴がひび割れてしまったら捨てるという人さえいます。

以前にも

革靴のひび割れ(クラック)を防ぐための手入れ方法をご紹介しました

革靴のひび割れ(クラック)の原因と防ぎ方

記事の内容 革靴のひび割れ(クラック)の原因の解説 革靴のひび割れ(クラック)の防ぎ方、アイテムのご紹介 以上2点をお伝えする内容となっています。   こんな方におすすめ 革靴のひび割れ(ク ...

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上記の記事では

革靴の手入れや保存の仕方が悪いと劣化がが進んでひび割れ(クラック)が発生するという内容でした。

 

この記事のポイント

  • 革靴がひび割れてしまうのは手入れや保存の仕方が悪いからなのか?
    ー革靴は必ず劣化するのでひび割れ(クラック)してしまうことは当然あり得る。
  • 革靴がひび割れ(クラック)をしてしまった革靴は履けないのか?
    ー革靴がひび割れても気にせず履きましょう

という内容でご紹介します。

 

私は革靴は履いている限り必ず劣化するのでひび割れる(クラック)のは当然だと考えています。

穴が開いて中が見えるのであれば革を貼る修理をしてもらえばいいだけで、履けないわけではないと考えています。

 

こんな方におすすめ

  • 革靴のひび割れ(クラック)しそうな革靴がある
  • ひび割れ(クラック)した革靴はもう履けないの?と疑問に感じている

 

もくじ

 

革靴はひび割れるのはダメなのか?

靴は必ず劣化する

革靴は履けば必ず劣化します。履かなくても劣化します。

いくら高級な本格革靴であっても履くたびに表の革(アッパー)や内側の革、靴底(ソール)にストレスを与えて必ず革靴を劣化させています。

また革靴を履かずに大切に保存していたとしても革靴は劣化していきます。

当然の話ですが、革は新陳代謝をしませんよね...

革靴に傷が入っても我々の皮膚のようにケガをしても治るようはあり得ません。

ということは基本的に劣化の遅らせることしか選択肢はありません。

履かない場合はいつまでもキレイに見えますが見た目に変化がないだけで革の繊維などは少しずつでも劣化していると思います。

どれだけ丁寧に手入れをしたとしても革の状態が乾燥状態から回復することはあっても、劣化した状態から回復するということはありません。

 

ファッションの世界では

「革靴は一生ものだから高いものに投資すべし」

という格言じみたことがよく言われます。

確かに丁寧に手入れをしていれば10年、20年と長く愛用することが出来るかもしれません。

ただし先ほどもご紹介したように革の劣化を防ぎきることはできないので一生ものではありません。

 

ましてや既製品の革靴である場合、その革靴の型があなたの完璧に足に合うということはあり得ないと思います。(もしかしたら合う人がいるかもしれませんが、かなり稀です。)

さらに歩き方には個人個人のクセがあるので革靴は歩くたびにどこかに強くストレスがかかっています。

そして、その強くかかったストレスがどこかに現れます。

私の場合は革靴を履くたびにストレスの多くは履きジワ部分にいきます。

そして履きジワは少しずつ深くなりどこかが割れてくるでしょう。(クラック現象)

シワが深くなって割れています。

こうなったら革靴の寿命と考えて捨てなければいけないと思いますか?

私は捨てません。

履けばシワが深くなるのは当然で割れてくるのは当然と考えています。また割れたからといって履けないわけではありません。

上記のように革靴は必ず劣化すると考えたらクラックでさえ味だと思えます。

 

ちなみに高級な本格革靴であっても以下に代表されるように手入れをおろそかにしていたら革はものすごいスピードで劣化していきます。

  • 革が乾燥しているのに手入れをしない
  • ワックスを厚塗りしている
  • 雨に濡れてもそのまま

このような状態では革靴の劣化がすごく進みます。

それこそ かかとの交換修理をする前に履きジワ部分が劣化して穴が開くことさえあります。

それでも革が割れた部分にパッチを貼る修理をして履くことはできます。

 

ひび割れてショックなのは自分だけです

私の体験談ではじめて革靴がひび割れ(クラック)してしまったときは、すごくショックでした。

革靴の手入れの何かが間違っていたのか?

履き方に問題があったのか?

色々考えましたが、他の革靴についても同じ部分から割れてきていることから、これが私の足の特徴なんだと思うようになりました。

 

そしてよく考えたら....

革靴がひび割れ(クラック)してしまったからといって履けないわけではない...

むしろ人の靴のことをジロジロ見まくる人はいないし、パッと見た時に割れていることなんてわからない。

じゃあ革靴がひび割れて(クラック)気にしているのは?

自分だけ!!??

この事実に気づくのに1年かかりましたが、このように思えるようになってからはひび割れ(クラック)さえも味だと、私の革靴の特徴だと捉えるようになりました。

 

実は先ほどひび割れ(クラック)について紹介した革靴ですが....

両方とも割れています。

左右ともに履きジワの上部部分が割れています。

これは革靴のサイズが大きいこともあり、ちょうど小指の関節部分の箇所にストレスがかかっていたのだと思われます。

右足は履きジワ部分も少しクラックの子供みたいなのが無数にいます。

ちなみにこの靴は靴底を全部交換(オールソール)しています。

 

おわりに

一部が割れているだけで履くのに問題ない

写真だけを見ると革靴がひび割れてしまってもう履けないように見えます。

革がひび割れて穴が開いているように見えますが、実は表の層だけしか割れていません。

革靴はアッパー層と内に張っている革の層とありますが、ひび割れているのはアッパー層だけです。

ですから指が見えたりはしません。

履く分には全然問題ありません。

むしろ新しい革靴を購入して履きならす苦労を考えたら、履きなれているこの革靴をずっと履いていたいと思います。

丁寧に履いているので、どんな革靴よりも足に馴染んでいますし、スニーカーより履きやすく足が疲れないんですね。

それゆえにヘビーユーズになってしまい、劣化も進んでしまいますがこの記事で紹介している革靴は修理をしてでも履き続けようと考えています。

 

皆さんも履き馴染んでずっと履き続けたいと思う革靴に巡り会えて、丁寧に手入れをしていても革靴は劣化し私の革靴のようにひび割れ(クラック)が発生することもありますが、気にせず履き続けてください。

そして修理をしてでも履き続けてもう修理はムリと修理屋にいわせてください。

その時こそが革靴の本当の寿命です。

そこまで履き込んであげてこその革靴だと思います。

 

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ご覧いただきありがとうございました。

 

 

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orin

大阪市内で働いているサラリーマンです。 スーツに関する情報を発信しています。 以前に高級フルオーダーの営業として働いた経験があります。 今もスーツが好きで日々知識を増やしオシャレにも挑戦しています。 ビジネスとしてのスーツとオシャレとしてのスーツの違いやポイントについて解説しています。

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